Recent Trackbacks

August 2016
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ

« IPv4アドレスの枯渇(2) | Main | フィルタリングとDomestic Censorship(仮) »

2007.06.30

インターネットの国境

従来、インターネットは自由な社会、国境のない社会と言われてきたように思う。あるとしても言葉の壁であって、アクセスはできる、というのがよくある話だった。
そしてそれは、今までは感覚的にもそんなものだったんじゃないだろうか。99年くらいの地球病とかそういう話はあったにせよ、比較的どこにでもアクセスできたし、どこからでもアクセスはあったんじゃないか。

だが、最近はインターネットにも国境が生まれつつある。

特にコンテンツ系のサービスに著しい。
最近、欧米ではテレビ局をはじめとするコンテンツプロバイダがインターネット上でのコンテンツ配信サービスを広く行い始めている。ABCやFOXなどがテレビドラマを翌日からストリーミング配信や、iTunes Store等での配信を行っているのは結構有名な話だ。
ただ、これらのサービスは、全てアメリカ国内からでないとアクセスできない。IPで判別を行い、アメリカだけで行っているわけだ。iTunes Store等も、各国でアカウントをとらないと、各国毎のサービスは受けられない。
これはアメリカだけではない。イギリスでもChannel4やBBCがUK Onlyのサービスを展開している。その他の国でも次々と進んでいる。

そう、IPを利用した国境は次々とインターネット上にも建設されつつある。
この流れは、今後も止まらないのではないだろうか。今でこそ、コンテンツ配信サービスでのみこの流れは顕著だが、各国の文化の違いから、その他の分野でこの動きが進むこともあるのではないかと思う。
そしてこれはインターネットのIPv6化や、NGN化によって加速される可能性もある。今のIPv4の無秩序な部分が新たなネットワークによって整理され、国毎の判別をしやすくする可能性があるからだ。

私は別に国境ができることを悪いと言っているわけではない。
ただ、国毎の違いを乗り越えて、コンセンサスを作り、技術を開発していくのがインターネットであったような気がして、それが失われるのであれば、それは悲しいことだと思う。
これからのインターネットがどのようになるのかはわからないけれど、願わくば、中国のグレートファイアーウォールのように、各国内で情報すらも制限されることが無い社会で、インターネットはあって欲しい。

« IPv4アドレスの枯渇(2) | Main | フィルタリングとDomestic Censorship(仮) »

ネットワーク」カテゴリの記事

Comments

Post a comment

Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.

(Not displayed with comment.)

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference インターネットの国境:

« IPv4アドレスの枯渇(2) | Main | フィルタリングとDomestic Censorship(仮) »