インターネットの法と慣習 インターネットの法と慣習
ネットワークには固有の法律があるのではないか。HOTWIREDの連載をもとに加筆・編集された本。現在一番のお薦め。(記事)

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2006.07.19

著作権法学者の価値

ふと感じたことなのだが、著作権法学者の価値って、最近暴落してやいないだろうか。
正確には、法学者なのかもしれないけれど、そんな気がしている。

著作権とか、コンテンツとか、今はかなりもてはやされているのだけど、そこで活躍している人に著作権法の学者がどの程度いるのだろうと思ったわけだ。
ほとんどが弁護士とか、実務家じゃないだろうか。そして、シンクタンク等にいる研究員とか。さらには、ネットで議論をしている人々。

政府の委員会等では必ず学者が参加しているけれど、実際に報告書書いているのは、事務局やっている役所かシンクタンクだし……。

大学にいるときから思っていたのだが、著作権法の学者には、もうちょっと未来への法制度の提案をしてもらいたいな、と思う。
単に解釈をして、話すだけではなくて、現在の状況を見た上で、どうすれば著作者の立場が良くなるのか(or ビジネス的に儲かるのか)、そのためには、どのような制度に変える必要があるのか、ということを提案してもらえれば、面白いのだと思う。

実務者や弁護士によって提案される制度には、何かの利権が絡んでいる気がして、そういうのから離れた提案が出てくるようになって欲しいと思うわけだ。
ただ、そのためには学者は法律的な知識だけではなくて、現在の市場を分析する能力とか、その他諸々の能力も要求されることになるから、結構大変な職業になりそうだけど。


実際のところ、著作権法の学者さんたちに会うと、本当にすごい人が多い。なのに、彼らは保身のためか、提案なんてしないんだよね……。そういうアイディアを持っていたとしても。
それってとても勿体ないと思うんですよ。
まあ、みんながみんな色々な意見を主張して、百家争鳴状態になるとそれはそれで問題だけど、その中から良い提案を磨き抜いていけるようなシステムができれば……と思う。


そのとき、また新たな姿が見えてくる気がする。

---
と、ここで更新してみて、価値が暴落しているんじゃなくて、相対的にそう見えるだけなんじゃないかと言うことに気づいた。
単純にコンテンツとか著作権とかこんなに注目されるようになったのに、今までとあまり変わらないくらいしか学者の出番がないよね、というだけなのかも。

10:12 PM [雑記 / 日々] | 固定リンク このエントリーを含むはてなブックマーク


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