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February 2005

2005.02.28

第二回P2P勉強会、終了

無事終了。幹事のTomoさん、他の講演者の皆様、参加者の皆様、お疲れ様でした。
拙い講演で申し訳ありませんでした。もうちょっときちんと原稿つくっていけばよかったですね……。反省しきりです。

さて、P2P勉強会に参加して、P2P関係の業界もそろそろ何らかの団体を創っていく必要があるのかもしれないと考えていたりする。著作権問題がこのシステム周りでは結構多く問題とされているが、これについて、官庁等に意見を述べる団体が必要なんじゃないかなと思うわけだ。
法律の制定の際には、業界団体からの意見が強く働くといわれるけど、残念ながら著作権法周りで業界団体と言えば、著作権の権利者団体がほとんど。それでは権利の強化の方向にしか働かない。最近ではパブリックコメントやらで、個人が意見を言う機会もあるけれど、そんなに強い力にはなってないと思う。
ここで、P2P関連企業とか、デジタル機器に関する企業が団体をつくって意見を述べるようになれば、色々と状況は変わってこないかなと考えていたりするのだ。freekaneko.comがNPO法人化を考えているらしいけど、こういうのがいくつもでてきたら……って。

そう簡単に変わるものでもないとはわかっているけれど……。

P2P勉強会関連リンク集 (by P2P Today

システム開発を巡る寓話

DQN++ですいません(ryで、「システム開発を巡る寓話」というものを紹介していた。
システムの開発を巡る各場面について、絵で表したもの。
これは必見ですね。

とにかく笑えるんだけど、渋川さんも言っているように、かなり考えさせられる話。今後、顧客と開発の間にたつことになりそうだしなぁ……。
顧客の説明要件と、実際に必要なものに差があるというのは往々にしてあるのだけど、ここをうまく埋めて本当に必要なものが何かを、導き出せる能力っていうのは、どうやって身につければいいのだろう。

2005.02.25

著作権特区

最近の茶会で、著作権特区というものが必要なんじゃないかという議論をしている。
コンテンツをより多くつくり、海外へと売るという政策をとるのであれば、創作者をつくりだすための場が必要なのではないかということからだ。

この著作権特区という考え方自体は、以前から主張はされていたらしい。実際に申請したっぽい岡山県では、以下のような政策を掲げている。(実際に行われているかどうかは未調査)


デジタルコンテンツ流通特区(Dトップ・エリア)の形成
 デジタル化時代に適応した著作権制度(注)を先行的・試行的に導入するほか、高速大容量の「岡山情報ハイウェイIPv6」を最大限活用したデジタルコンテンツ流通のための実証実験環境の整備や、国が行う権利処理・課金システムや高度配信技術等の研究開発を誘致するなどの方策により、デジタルコンテンツの円滑な流通を総合的に支援する「デジタルコンテンツ流通特区(Dトップ・エリア)」を形成し、次世代のデジタルコンテンツビジネスを目指す先進的企業の進出を促し、最先端の情報通信基盤にふさわしいデジタルコンテンツの充実を図る。
 (注)放送番組や図書館等に保存される地域の映像情報等をインターネットで配信(二次利用)する際には、新たに著作権処理が必要であり、この権利処理にかかる煩雑な手続が魅力あるデジタルコンテンツ流通の阻害要因の一部となっている。

by おかやまIT戦略プログラムee

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ココログメモ:Amazon Search

Amazon Searchを導入してみた。例によって個別の記事の下部に表示させている。
drk7.jpで公開されている導入ツールを使用して、できたコードをバックナンバーテンプレートの「Individual Archives」に貼り付け、反映させれば終了。
Google Adsenseの時の記事を見てもらえれば、やりかたはわかるかと。

あと、なんかトラックバックの部分との見分けがつきにくかった気がしたので、HRタグで線をいれてみた。
これでもまだ見にくいかな?

2005.02.24

自分の政治的立ち位置の診断

霞ヶ関官僚日記経由、旗旗「自分の政治的位置を知る(3)」で紹介されていた、「The Political Compass」というのをやってみた。
6つのセクションの設問に答えて、自分の政治的な立ち位置を数値化してみるというテストで、英語。翻訳は、旗旗、霞ヶ関官僚日記でなされているので、それをみながらやればできると思います。

私の結果は、Economic Left/Right: -4.75 / Social Libertarian/Authoritarian: 0.00。
結構左より。私は自分ではかなり右よりな人間だと思っていたのだが……。
ついでに、自由主義と権威主義の中間点にいるらしい。

結構設問にどう答えればいいのか迷った。どっちでも……って感じるものが結構あったので、次回やったらかなり変わりそうだ。

gmailのスパム判定

niftyの学習型フィルタは、英語のスパムを排除してくれるものの、日本語のスパムははじいてくれない。まあ、あまり学習させてないからかもしれないけど……。
で、最近対外的にメインで使用しているgmailの方は、日本語のスパムをよくはじいてくれるが、メーリングリストやメルマガの配信も一緒にはじいてくれる。こないだはebookoffで商品購入した時の、発送通知をはじいてくれた。

もうちょっと使い勝手のいいフィルターってないのかな。でも、そういうのができても、それをくぐり抜けるための技術が発展するだけか……?

あと、最近niftyのウイルス検知ツールに一つ要望があったりする。ウイルス削除のついでに、タイトルに何か特殊なヘッダをつけて送ってもらえないものだろうか。そうすれば、メールソフト側で削除する手間が省けるのだけど。
昔のウイルスのように、発信者アドレス=感染者であったのなら、メールをもとにさっさとなおせと通知したところだけど、現在のアドレスは発信者アドレス=感染者であるということはほとんどないみたいだし。……手間が増えているだけなんだよね……。

剽窃騒ぎ

政策空間というところに載った論文について盗作騒ぎが起きているようだ。
なんでも、白田先生がWebで公開している文書が剽窃されたらしい。
対象となった文書はこの3件だ。
白田秀彰「著作権における類似性
白田秀彰「著作権の強化におけるコメント
白田秀彰「著作権の原理と現代著作権理論

瀧野綾「8分音符はオリジナリティの夢を見るか?
瀧野綾「知的財産権はフランケンシュタインか?
瀧野綾「海賊版はなぜ悪とされるのか

どの辺りが似ているかについては、こちらのサイトで述べられているので、参照してみて欲しい。
著作権侵害を扱った投稿が著作権侵害であったと言う話 by 放談天国

ちなみに、政策空間側では、すでにこの件について、瀧野氏側が剽窃した可能性が極めて高いとして、瀧野氏の投稿を削除するという形で対処をしている。(そのため上記で紹介している記事はアーカイブにリンクをしている)
【重要】<執筆者・読者の皆様へ>(2005年2月23日更新)

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2005.02.23

はじめる?IPv6

水野 寛之,2004,「はじめる?IPv6」毎日コミュニケーションズ.

萌えるIPv6本とでもいおうか、萌えキャラクターが解説するというタイプの本のIPv6版。
IPv6というものがどのような規格であるかと言うことについて、TCP/IPの基礎知識から、現在使用されているIPv4の知識等を述べた後に、それと比較して解説している。
多分、全く知らない人でも理解はしやすいのではないかと思われる本である。……萌え絵が使用されていることに耐えられて、かつ、表紙を気にせずに買えるのであれば、だが。(私はAmazonで購入)

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2005.02.17

書籍とCreative Commonsの相性

Copy & Copyright Diaryで電車男の話が出ていた。
ネットで全部読めるのに、本にしてもベストセラーになるということで、この例はとても面白いものだと思う。類似の話としては、アメリカの911報告書などがあるだろうか。あれもネットで全部ダウンロード可能なのにもかかわらず、それを一言一句変えずに書籍化したものがベストセラーになっている。

このような例を見て、クリエイティブ・コモンズと書籍というのは案外相性がいいのではないかと考えていたりする。
(2/18一部修正)

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2005.02.16

パブリックコメントについて

下の3つのエントリで書いた物を修正して、14日の午前中に送付。
パブリックコメント:著作権保護期間延長
パブリックコメント:著作権保護期間延長(2)
パブリックコメント:ライセンス

本当はもう少し書きたいこともあったのだが、昨日が修論の最終発表会だったため、その準備等もあり、用意できなかった。
うーん。そのうち著作権法に関するパブコメもあるだろうし、その時に出せるようにしよう……。

参考:
謎工さんのところでいくつか提出原稿が公開されている。

希望格差社会

山田昌弘,2004,『希望格差社会――「負け組」の絶望感が日本を引き裂く』筑摩書房.

この本の著者は、現在の日本では希望が二極化しているという。単なる生活状況の格差拡大ではなく、努力が報われるかどうかという「希望」が二極化しているのだ。不安定化する社会の中で、若者は努力が報われないことによって、やる気を失っていく。

全般的に考えさせられることの多い本だった。著者の言うことが正しいのかどうかは、他の説を読み合わせてみないと何とも言えないが、とても説得力があることは間違いない。
しかし……もし正しいのだとしたら、解決策というのはかなり難しいのではないだろうか。教育制度そのものから変えていく必要があるだろう。前から漠然と現行の教育制度についての問題点について考えることはあったが、この本でかなりそれが明確になってきたように思う。若者を不良債権化させないための方策をたてないといけないのだろう。

2005.02.14

はてなブックマーク

MyClipの使用をやめて、はてなブックマークを使用してみることにした。クリップしているニュースは巡回中に気になったものとか。BLOG中心かもしれない。
メインブラウザとして使用しているDonutではこれに追加する機能がどうもうまく動かないんだが、記事クリップはIEの方を使うというように現在は対処中。
Firefoxに移ることも考慮中なんだが、firefoxに移行するメリットとして考えていたmixiツールバーが現在公開停止中だからなあ。落としておけばよかった。

明日の発表が終わり次第、考えてみることにしよう。それに、そろそろ再インストールした方がいいのではないかという気もするし、HDDを変えたいと考えたりもするし。……もう8ヶ月ほど壊れたまま放置中のデスクトップPCもどうにかしないとな。

2005.02.07

パブリックコメント:ライセンス

知的財産推進計画2004に関するパブリックコメント

クリエイティブ・コモンズやGPLなど、現在広くインターネットで使用されているライセンス群は、法律的には不安定な立場にある。不安定なライセンスを著作権法、もしくは特別法により有効なものとすることができないかという提案。

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パブリックコメント:著作権保護期間延長(2)

知的財産推進計画2004に関するパブリックコメント

下のエントリとはまた別個に著作権保護期間延長について。現行制度に関する対策みたいな感じで。
著作権を延長するなら、遡及適用は無しにしろ、と。

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パブリックコメント:著作権保護期間延長

知的財産推進計画2004に関するパブリックコメントに何か送っておこうと思っている。
どうせだから、大きな枠組みで意見を送っておこうかな。名義は……個人名にするか、それともロージナ茶会にするか、他の団体名にするかその辺は考えつつ。

まず一つ目は著作権の保護期間延長を含む、権利強化策に関して。

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「著作権の保護期間延長立法と表現の自由に関する一考察」

横山久芳,2004,『学習院大学法学会雑誌』39巻2号.

謎工さんが勧めていたので図書館でコピーしてきた。
内容としては、アメリカのソニー・ボノ著作権延長法の違憲性について争われた、ミッキーマウス訴訟をもとにして、著作権の保護期間延長が表現の自由に与える影響について述べたもの。

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