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2004.11.08

recommuniへの提案

SNSを利用した音楽配信サービスとして誕生したrecommuniだが、あまり利用が延びているようには見えない。この一番の理由は、ダウンロードできる曲数の少なさにあると思われる。
曲を推薦してもなかなかレコード会社の許諾が行われないため、一部のインディーズ作品しか公開されていないというのが現状であり、さすがに186曲しかない(11月8日時点)のでは活発にやりとりしようにもできない。

昨日のP2P交流会の三次会でこれについて話題になり、そこでrecommuniを活発化させるための一つの提案として以下のようなことがでてきた。名称は「のど自慢配信」(仮称)。


権利関係の消滅している曲を勝手に演奏したファイルをアップロード

 著作権の消滅している曲、つまりは作詞・作曲者が1953年(でいいのかな?)以前に死亡している曲について、ユーザーが演奏・歌唱したデータをアップロードするという方法。とりあえず権利関係が発生しないので、許諾も何もない。JASRACに一応問い合わせをして権利が消滅しているかどうかを確認するくらいでいいはずだ。
 ちなみにそういう古い曲でも、CD音源の場合は実演家の権利などが発生して残っていることがあるため、そういうしがらみの無い音源を演奏してつくった方がいい。こういう曲のDLにより発生した料金は、演奏者・歌唱者が得るようにする。


著作権の存在している曲を勝手に演奏したファイルをアップロード

 著作権が存在している曲、つまりは一般的に聞かれている曲はたいていこれに当てはまるが、こういう曲をユーザーが演奏・歌唱したデータをアップロードするという方法。権利関係は発生するが、JASRACに規定の料金を支払えば公開できるというメリットが存在する。JASRACへの料金支払いはダウンロード販売の際は情報料の7.7%か、7.7円。(参考) レコード会社の許諾を得るよりは遥かに安く、簡単な処理で配信できるはずだ。recommuniはDRMをしていないための問題は少し発生するかもしれないが……一度JASRACと合意できればOKだと思われる。
 これも売り上げが発生すればJASRACへの情報料を支払った残りを演奏者・歌唱者が得るようにすればいい。


 どちらにせよ、結果として下手な曲が出回る?そういうこともあるかもしれない。でも、曲に対する評判が色々とついて行くことで、結果的に誰が演奏した曲/誰がアップロードした曲ならば、という評価ができていくはず。結構まともな曲が出てくるのではないだろうか。そして別の歌手が歌うことにより、その曲の違った面も見えてくるのではないだろうか。さらには、人気の高い歌手については色々なチャンスが生まれると言うこともあるかもしれない。
 もちろん、通常ある曲を紹介する場合、曲の良さだけではなくその歌手の歌唱力のすばらしさなどが好きで紹介していることが多いのだと思う。私もそういうことが多いので、これが成功するかと言われるとかなり怪しいとは思う。

 ただ、来年にもiTunes Music Storeが日本に上陸するらしいという話も聞く。もし上陸したら、曲数や音質、手続き等の問題からrecommuniは消えていくのではないか。
 その前に、違った形の音楽配信の形としてrecommuniを位置づけておくことは、新しい音楽の楽しみ方を産み出す可能性も秘めていて面白いのではないかと考えている。




 ……まあ、ただ、提案しておいてなんだが、私は演奏も歌唱も全然うまくない(笑) 自分の歌った曲をULするのはさすがにはずかしくてできそうにない。
 あと、こういう提案ってもうすでになされていたりするのかな?

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