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« 47氏逮捕関連緊急茶会 | Main | 輸入権の話 »

2004.05.14

輸入権問題のつもりが全く別のこと

久しぶりにこの件について書くかも。なんかもうどうでもいいやって感じになりかけてたんだが、最近急にニュースが出てきているし。
スラッシュドットで「すりかえられた」と表記されているが、これはどうだろう。前から同じ条文だったと思うんだが。
結構前、真紀奈たんのところの過去ログ漁ったら12月の中旬には懸念がでていたようだし。

今の私的には、いっそのこともう禁止でいいよというのに近いかも。
その結果どうなるかをなま暖かく見守ってみたい気もするし。CDの売り上げは回復するどころか減少するんじゃないかと思うんだがなあ。

ついでに言えば、CDとCCCDが高止まりして誰も買わなくなれば、みんなが新規のメディアに移るかもしれない。DVDとかネットワーク配信とか。この点は茶会の人に指摘されたんだけど、そうだとしたらそれはそれでいいかもしれない。
輸入権の対象は「商業用レコード」だし、今のところこの範囲にはレコードと音楽CD(あと多分CCCD)しか含まれてないから。

また、輸入権とかの話ではなくて、今こそ著作権制度そのものについて語る時なのではないかという気もしている。
経産省の村上氏が指摘するように、著作物を巡る現状は大きな転換点を迎えている。
流通コストの低下は、流通を守ることの意味を失わせようとしているし、ユーザーが果たす役割の増加は、ユーザーへのなんらかの報酬をもたらすことで、よりよい流通をうむのではないかという期待を持たせる。

今までの価値創造者は、クリエイターであり、それを保護する流通業者だった。それは否定されるべき事じゃあない。
けれど、その構造が変わってきたのだとしたら、従来型の権利構造を守ることに意味があるのだろうか?

問題は、新たな構造をどのような形にすればいいのかと言うことか。それがなければ、妄想でしかない。
このことについて考える時に、47氏の提唱したデジタル証券システムのよさを思う。あのシステムはクリエイターと価値を創造しようとするユーザーに利益を与えるものだから。同様の意味を持つのが、ときメモ株と、デビッドボウイの債権システム、Musicfundのシステムか。
もしくは、流通のインフラそのものからお金を取るという、フィッシャーの方式という手もある。これは一定の市場規模で安定させてしまうため、その市場を拡大・縮小させるなんらかの仕組みが必要ではあると思う。

「次」を考える時に来ているのだと思う。

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Comments

緊急のお知らせです。

本日放送のテレビ朝日「スーパーJチャンネル」ですが、
放送中に甘利明・元労相が「法案には見直し規定がある」と
断定的に発言していたのは大嘘です。今後、この法案を
推進している中心人物として甘利氏が今回の発言の責任を
問われるのは必至でしょう。

http://blog.melma.com/00089025/20040517190644

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