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2004.02.28

中古ゲームソフト

中古については今年中にシンポジウムを-ACCS

「現在,新品,レンタル,上映とさまざまなライセンスビジネスの中の一つとして中古を取り扱う,という動きも出てきている。その辺も踏まえ,来年度中には制度設立を目指したシンポジウムを開いていきたい」

これはどういうことだろう。最高裁で否定されたゲームの頒布権、それをライセンスという形で実現しようと言うことだろうか。
そういえば、前に使用権という形での販売を行うことで中古売買をさせないようにしようというメーカーを見たことがあったが・・・。ライセンスはゲームをあけないと見れないし、そういうものにシュリンクラップを適用しようとしていたあたりに何か間違っていると思ったが。あれは明らかに無効だろうと思ったっけ。

実際問題として、ライセンスという形を取り、かつきちんと販売の際にそれを表示し、同意を得る形で販売をすれば(同意しない限り販売しなければ)、それは契約自由の原則によって購入者を拘束するかもしれない。
シュリンクラップでは多分弱いだろうし。まあ、実際にそういう方法をとって販売・・・できないと思うがな。手間かかって仕方ないし、徹底しきれないんじゃないだろうか。

最高裁での敗北をこういう形で巻き返そうとするとは・・・。多分、著作権法でも可能にするという手をとっているのだろうな。コンテンツの流通をやりにくくすることは、業界にとっても決してプラスにはならないと思うんだが・・・。

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著作権」カテゴリの記事

Comments

はじめまして。
私も仕事で使用許諾契約を取り扱っているのですが、難しい問題が多いですよね。
再使用許諾や譲渡等を被使用許諾権者に認めると、著作権の保持者(若しくは使用許諾件者)は、誰に使用権を与えているのかわからなくなり、最終的には使用権の保持者が複数存在したりし、不利益を被ってしまいます。
かといってライセンス管理等をきっちり行うと、それ自体が流通の阻害となり、ビジネスチャンスを逃すことになります。
そんな訳で、いつも悩んでいます。(^^;
ユーザの立場から見ると、抽象的な権利の取得よりも具体的な所有権の取得を望む場合が多いと感じる場合が多く、またその方が理解を得やすいと、最近特に感じます。
そういう意味では、ジョブズの言うことは正しいかもしれませんね。
ではでは。

はじめまして。
ライセンスでぎちぎちに固めるのはもう無理に近いのではないかと考えています。
できるとしたら、オンラインゲームとかASPのような、ネットワークタイプのゲームとかアプリでしょうか。それだったら、使用権という形で結構対応できそうです。
音楽なども含めて、全部を使用権化していく傾向が最近有るような気がしています・・・。
ユーザーの立場としては、ある程度使いやすくて、安ければ、使用法は気にならないかも知れません。例えば音楽については、月額3000円で聞き放題、ただしバックアップとれない。だったらうけいれるんじゃないかと。有線みたいな使い方、orジュークボックスみたいな使い方で。

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