インターネットの法と慣習 インターネットの法と慣習
ネットワークには固有の法律があるのではないか。HOTWIREDの連載をもとに加筆・編集された本。現在一番のお薦め。(記事)

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2004.01.07

二次創作-三次創作

昨日書いた著作権の話の追記のような話。
エヴァンゲリオンではたくさんの二次創作が生まれている。しかし、その二次創作からさらに二次創作が生まれる-一般的には三次創作と言うようだ-という事例についてはほとんど聞いたことがない。
昨日紹介した物でいえば、GenesisQのパロディとしてGenesisQ'が存在するが、他に有名なものってあっただろうか。あるサイト内での投稿小説が三次創作になるというのは時たま見かけるが、できがいいものってそんなにあったかな。

だが、三次創作が生まれないのかというとそういうわけでもない。上で挙げた例以外では、機動戦艦ナデシコで大きなサイトが存在する。Actionというサイトにある「時の流れに」という小説は、ナデシコを原作以上の形へと再構成しようとしている(私の勝手な感想)。その過程で生まれた独自のキャラクターが受けたためか、そのサイトにはその作品の三次創作、それをさらに受けた創作が行われている。
一つの個人サイト内だけではなく、外のサイトでもこのサイトのキャラクターの影響を受けた作品は見かけるし、ナデシコ系の二次創作はほとんどここの影響を受けているような気がしなくもない。そもそもこのサイト自体がすでに個人サイトの域を超えている。投稿作家が300人を超えるなんて、そうあるもんじゃない。
ああ、ここが生まれる以前に創られた小説も多いし、ほとんど影響を受けてないと思われる物ももちろんあるわけだが、数からいうとそういう考えを抱いてしまうことがあるわけだ。
このサイトで面白いのは、この小説によってナデシコのことを知り、この小説を受けて二次創作(三次創作)小説を書いている人が何人も見受けられることだ。既にどのキャラクターが実際にアニメ中で使われていたかがわかってない人間もいるんじゃないだろうか。つーか私もその一人だったりするわけだが。
ただ、どの作品にも言えることだが、どれもナデシコの基本はおさえているように思う。そういう意味では、エヴァンゲリオンのようにオリジナルストーリーへの発展は少ないか。それゆえの三次創作なのかもしれない。

エヴァンゲリオンからオリジナル系の二次創作が多く生まれたことについての理由になるかどうかはわからないが、ある作者が面白いことを書いていた。
「エヴァンゲリオン二次創作って書けば、とりあえず読んでくれる人がいる」
4,5年前のまだエヴァのブームが残っていた頃、エヴァンゲリオン二次創作サイトというのは数百から数千のオーダーで存在していた。そしてそれらのサイトには1000~10000のアクセスが常時あったわけで、とりあえず潜在的にそれだけの読者層があったわけだ。オリジナル小説を書いてみればわかるが、ネットのオリジナル小説の読者っていうのはそう多くはないように思う。ある程度評判を得てからじゃないと、人に見てもらうのは難しい。当時は特にオリジナル系はランキングサイト等も少なかったように思うし。楽園くらいだったかな・・・。
だからとりあえずエヴァの設定を流用したり、エヴァのキャラクターを使用してみたというのはあったのではないだろうか。前々から持っていたアイディアをそういう形で発表してみたみたいな。

原作品へのリスペクトが全くなかったかというとそういうわけではないと思うのだが・・・。

二次創作-三次創作-四次創作と続いていく中で、いつ頃オリジナルの要素は消えてしまうのだろう。
オリジナル的な展開を一度してしまえば、あとはキャラクターが消えるだけだからすぐかもしれない。けれど、原作を抑えた形で発展をする限り、なかなか消えないのではないか。
キャラクターを人寄せの道具のように考える人間の創作が、一番オリジナルの要素が消えやすいかもしれない。ただ、同時に、キャラにのみ頼った作品で有れば、そんなに良い作品になるとは思えないし、発展の余地も無いだろう。
キャラクターを消費するだけの創作に意味があるのかというのには私はわからないと答えるしかない。ただ、真似をすることで技術を身につけるという、そういう意味はあるのかもしれない。そうだとしたら、それは、これからの文化の発展に一定の意味を持つのだろう。


結局、何が書きたかったのかわからなくなってしまった(苦笑)
消すのもなんか悔しいのでこのまま投稿しておく。どうせここは戯れ言の場所だし。

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