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January 2004

2004.01.29

ゲーム通貨のトレード

オンラインゲームの通貨をトレードするサイトがアメリカにも誕生しているらしい
というよりも、その通貨の為替市場か。
こういうことについては、日本にもサイトが既に存在していた・・・んだが、更新がされていないな。もうやめたってことか。「Real-Unreal」、ここだったんだが。
あとは、こういう個人でやっている現金と仮想通貨の取引くらいか。
まあ、日本では通常規約でRMTは禁止されているから、やろうとしたら即訴訟になりかねないし、こういう動きはできないのかもな・・・。逆に韓国じゃ普通なんだろうが。

2004.01.28

訴訟から見る・・・

訴訟から振り返るファミコンの歴史という記事がITmediaででていた。
こういうのは結構面白いかもしれない。けど、パックマン判決とプログラムの著作物の連結を論じるのはどうだろう。あれはむしろ、PCが生まれて、ソフトウェアとハードウェアがわかたれたことから出てきたことだと思うんだが。まあ、ソフトが重要視されるようになったという意味ではおなじなんだけど。
あれを映画の著作物にした経緯についても、映画じゃないと取り締まれないから映画に含んだというのがあったと思うんだが・・・。

ファミコンも20年か・・・。あれを手に入れたのはいつだったっけ。小学校の時だったかな・・・?
当時は時間制限ギリギリまでやっていたゲームも、今では全然やらなくなったな。久しぶりにラグナロクでもやってみるかな・・・と思うけれど、多分ID消えてるだろうな(苦笑)
最後に起動したのは・・・もう1年くらいたってるかもしれん(汗)

2004.01.27

CD20年の歴史

というものが公開されてる
CDも20年・・・。なんか今年20年を迎えるものって結構多いな。マックといい。

一つミスを発見。
WinMXの逮捕者が出たのは2002年じゃなくて、2001年の11月28日
この逮捕がきっかけで、「もうだめぽ」が生まれて(蛇足)、そしてWinnyの開発へと向かうはずなので。

どうせだから判決なんかも色々とあると面白いかも。
ファイル交換の奴ばかりだが。

Napster控訴審判決が2001年2月12日:差し戻し
Morpheus地裁判決が2003年4月25日:P2Pファイル共有ソフトの配布自体は合法
フランス、2003年9月3日:CDが聞けなかった人には払い戻し
オランダKaZaA最高裁判決が2003年12月19日:ファイル共有ソフトの配布自体は合法

日本では
ファイルローグ仮処分が2002年4月9日
同中間判決が2003年1月29日:著作権侵害認定
同終局判決が2003年12月17日:損害賠償命令

・・・つかれたのでこのへんで。

2004.01.24

天皇の勅・・・

http://www.asahi.com/national/update/0123/034.html
この記事見て、私の出身校のことが思い浮かんだ。
私の出身高校も問題ある館歌(私の出身校ではこう呼んだ)を持っているんで。確か大正時代に作ったんじゃなかったかな。
ちなみにこんな感じ

皇国の為に世の為に  尽くす館友幾多

そういや、在学中に「御国」に漢字だけでも変更したらどうかというのが真剣に議論されたっけ。ただ議論は結局結論が出ずにそのまま消え去ったんだったか?

もう一つあるとしたら、応援歌練習か。
入学直後にある行事だけど、普通に洗脳と変わらないんじゃないかという話もあったり。私らの時代にはかなり緩和されていたけれど、私よりも10年前だと、暴力行為も当然だったから。1週間ちょっとかけて応援歌をたたき込む行事で、覚えてないとさんざん脅されたりこづかれたりすると。昔は普通に殴ってたらしいが、色々あってだんだん暴力性は薄れてきていたらしい。暴力がなくても、入った当時はふるわれるかどうかもわからんわけで、やっぱり怖かった。
でもって、終わったら「よう耐えきった」とかいって、お涙ちょうだい場面へと移行。
暴力性が薄れてからはあんまり涙流すこともなかったわけだが。結構中途半端だったかも。後から考えてみると。10個上くらいでは普通の洗脳っぽい感じだったらしいが。

そのうち誰かが、精神的な苦痛を受けたとか言って訴える日が来るんだろうか。
まあ、そんなことしたら、OBのかなりの人を敵に回しそうだから、ちょっと考えればやらないと思うが。(福岡であの学校のOBを敵に回すっていうのは選択肢として最悪だと思う)

外部から見たら問題視されるかもしれないが、あれがあるからこそ同窓生の結びつきが強いのだと思う。
本当に精神的な苦痛を被った人がいるのなら、それをもって訴えるのは仕方ないのかもしれないが、そういう人がいるとはあんまり思えないんだよな・・・。そして、外部から文句を言われる筋合いはないって思う。

卒業して外部から冷静に見てみると、なんて変な学校だったんだと思うわけだが、それでも懐かしさを忘れることだけはできそうもない・・・。

そろそろ春休み

ゼミの発表が終了・・・。いろんな意味で。
4月までにかなりやっておかないとまずいことがわかったため、更新は現実逃避を兼ねることになりそう。

来週からは就活か・・・。
一応、火曜日の試験を受ければ今年の授業は全部終わりだから、春休み中になんとかしないと・・・。

ホームページ続き

前の記事について。
ホームページという言葉は、海外でもサイトとして使われているのだとか。
あと、本来、最初のページだけを指していたのではという話もきいています。
ということで、記事の最初の方については、ミスのようです。記事の方にも訂正いれておきます。

全般的にどうなのかは不明。調査でもしてみないことにはわからないかと・・・。

2004.01.13

SI工法

江坂氏のblog経由で無印良品のMUJI+INFILLプロジェクト
スケルトンインフィル工法って、前に私が関わっていた(現在も関わっていることになっている)NPOの代表者が結構前からすすめていたものだ。そのNPOで主張していたのはインフィルのレンタルシステムだったっけ。
確か、特許か何かを持っていると聞いた。東大の豊かさの再編成研究会というところもこれに別件でかんでいたはず。

最近ほとんど連絡を取っていないが、先輩はどうしているのだろう・・・。これなんかかなり関係してそうな話なんだが。

情報元:無印良品の家

著作権を侵害しない音楽の作り方

っていうのはあるのだろうか。
まず一つ思いつくのは、既に著作権の切れた音楽をもとにして制作する方法だ。「私は○○を真似して発展させたんだ」と主張する。ただ、これは結構限界があると思う。素材がどれくらい有るのか知らないが。
次に思いつくのが、機械的に旋律を作成して、それを使って作成するという方法だ。プログラムに自動生成させるわけだな。確かプログラム製作者に著作権がいくという話もあったから、プログラムから自作する必要があるだろう。そしてでてきた旋律のうち、使えそうなものをもとにする。

発展のさせ方に誰かの表現が入ってしまう可能性もある。

ということは、そこまで全部機械的に?
音楽家の仕事が、一日中プログラムを動かして有望なものができるのを待つ、というものになったとしたら、どうしようもないな・・・。

2004.01.12

ホームページという言葉/ウェブページという言葉

あらかじめ書いておくと、今日の記事は憶測混じり。ARTIFACT経由で鈴木"charlie"謙介氏の「ホームページという快楽」を見て、最近思っていたことを書いたもの。

homepageという言葉は、もともと、その人が最初に開くページのことを指していた。ブラウザで最初に開くページがホームページになっていることからもわかるように。
そしてwebpageとhomepageというのは別物だと考えていいだろう。少なくともアメリカの文脈の中では。
けれど、日本にwebpageというものが入ってきた時、それがホームページという名前で入ってきた。
その時に、別の形で日本ではとらえられたのだろう。「家(home)のページ」ってね。
webpageというのがWebという空間の一つのページとしてとらえられるのにたいして、ホームページというのでは、個々の所有する空間のように理解される。
(ここで、アメリカの意味ではhomepage、日本で使われている意味ではホームページとして表記している)

これが、リンクフリー問題の発生する土壌になっているのではないかと私も思う。
つまり、webpageという言葉を使う人にとっては、Webというものがリンクによって成り立っている以上、リンクをするのは当然という意識に、ホームページという言葉を使う人にとっては、鈴木氏のいうように、homeという表記が自分でコントロールしたいという思いを抱かせるために、リンクについても自分でコントロールしたいという意識につながっているのではないか、と。

あと、無料で公開しているんだからどう運営しようと俺の勝手だろという意識にもつながっていそうだ。
時々小説サイトで見受けられる、感想は欲しいけど批判は一切受け付けないという言葉なんかについてだ。批判を受け付けないとして自分の言葉を世界に向けて発信するのはどうだろう。最初から警告ページを設定しておいて、そこからしか入れないようになっているor上部が警告ページになっていてスクロールしないと読めないようになっているというのならともかく、普通にリンクで飛べる状態にしてそうしているのは、何かがおかしい。
自分の家の中で誰かを中傷しようが、その人に聞こえなければまあ気にはならないが、Webの場合はいろんな人に見えてしまうわけで。Webがリンクによって成り立っているということを意識しているかどうかが関係しているように思う。

また、homeという言葉は、情報所有権論の道を開くかもしれない。
ページ全体は総体として自分の著作物であるのだから、直リンクを行うのは同一性保持権の違反であるとかいうような、直リンクは権利侵害しているっていう考え方って、ウェブページという言葉からは導き出されないと思うわけだ。
ホームページという考え方から、サイト全体を自分の家であると考えて、そのスペース全体が自分の所有物であり、入ってきたら自分の指示に従わなければならないと思わせるのではないかな。そのうち、直リンクは不正アクセス禁止法違反だとか意味不明な発言をする人間も現れるんじゃないだろうか。


リンクというのは案内板だ。「○○さんの家はあちら」と誰かが立て看を自分の土地にたてたとして、それって禁止できるものだろうか。
プライバシーという観点からは禁止できるのかもしれない。住所とて個人情報には違いないから。
とすると、ウェブページについても、URLが個人情報だというのならば、それを公開しているわけでなければ、勝手に公開してはだめという意見もわからなくはない。検索にひっかっかるページにいわれても、norobotsくらいつけておけよと思うが。


webpageという言葉を使う人にしても、自分のhomepageを公開しようとは思わないのではないかとか考えると、結構面白いかもしれない。同じ言葉を全く別の意味で使うために起きた問題かもしれないな。
まあ、そう考えるとしたら、webpageという言葉を使用する人たちは、ホームページを公開するなよ、というだろうけど。
ただ、名前によってこの差が発生していたとしても、今更名前を変えてなおるものではないだろう。
解決策としては、鈴木氏のいうように「ホームページ」として運用できる方法をツールとして提供するくらいしかないだろうか。
それもとにかく簡単に。加野瀬氏が書いているようにうるさくいう人ほど、面倒なことを嫌うだろうから。
ああ、そうだ。「無断リンク禁止」と書かれているサイトに許可無くリンクすると、リンク元のサイトのページランクが下がるというのはどうだろう(笑) 許可を得ているかどうかは、IDの発行を受けるなどの方法をとって。
・・・結果として、google八分の刑と同様の結果になるわけだが(笑)

思うんだが無断リンク禁止な人って、検索エンジンには引っかかりたいけれど、リンクはして欲しくないって思っているのかな?それとも検索エンジンにも引っかかりたくないのかな。その辺の傾向がわかるともうちょっとわかりやすくなりそうだ。


そういえば関連して。
ホームページという言葉がもたらした意味不明なプロジェクト(と私が考えているもの)として、某社(忘れた)のe-デモクラシープロジェクトがある。
何かのカンファレンスで友人が聞いてきた話なのだが、そこで話されたe-デモクラシーというのは、「一家に一つホームページがある生活」なんだそうだ。そこには個人名やら趣味やらが書いてあって、そして、それらが交流しながら民主主義が・・・って、創発民主制ってblogでこれをやろうということだっけ?(不正確かも)
まあ、ともかく、これのキモは、このホームページがXMLで書かれるってことだ。そして、それをざっとすくえば、全国民データベースのできあがり。
・・・笑うに笑えないプロジェクトだった。今も構想されているのかどうか知らないが、さすがにどうにかしてほしいプロジェクトなんだが。

ホームページ 本来はインターネットブラウザを立ち上げたときに、初めに表示されるように設定されたウェブページのこと。しかし、日本ではインターネットが普及するにつれ、ウェブページすべてをホームページと呼ぶ傾向になってきている。しかし海外ではホームページとは、本来の意味にしか使われていない。 アスキーデジタル用語辞典

2004.01.11

こういう方法か・・・。

Google八分の刑の関連で、悪徳商法マニアックス出ていた問題について
答えが私にもわかったり。というか、似たようなことをやろうかと考えなくはなかったから。前に受けていた(気づいたら自然消滅していた)仕事で。
書いたらGoogle八分されるのかな?(苦笑)

答えは、同じIPだっていうことかな。多分。
バーチャルホストってこと? 明らかに意図的だと思うし。Whois引いたら登録日時まで同じ情報が出てくる・・・。

こういうのってSEOではよくやるのかな。前にものを販売しようとした時に、こういう方法をとる必要があるかもね~という話は出ていたんだが。
ちなみに詐欺商法とかじゃなくて、普通の物品販売。現在どうなっているか私にはつかめないんだが、健康食品系。・・・結局販売開始するのかな?

音楽配信の未来

小倉弁護士がcocologに進出してる。
で、そこで音楽配信の未来について二通りの予測が行われている。
I have a dream and nightmare
Dreamバージョンのようになればいいんだけど・・・。

Nightmareバージョンの方があり得そうなのが怖いか。ただ、この方向の場合、DVD-Audioは再販制度に組み込まれていくんじゃないかな。レコード会社は、ちゃんと再生できてプロテクトもできる音楽メディアということで、それを手に入れようとし、まあ、仕方ないかといって認められるとか。
ここまで進んでいくと、そもそも音楽そのものが作れなくなっていって(全ての旋律の独占・・・できるのかな?)、結果としてまとめて沈んでいきそうだ。

CCCDについては、同じく小倉弁護士のところでベルギーの話が出ているが、これ、似たような話が別にもあったような気がする。
って、これはCCCDが再生出来なかったら返金しろというだけか。
Copy protected CDs illegal in France? Not

レッシグ教授×真紀奈たん

/.でもとりあげられている、レッシグ教授インタビューの記事

この記事、by-nd-ncライセンスで公開されているわけだが、このライセンス、私は今まであまり評価してこなかった。改変を許してこそ、文化の発展につながるという意識があったためだ。
もちろん、メディアを流通させるということにも意味があるとは思っていたが、それはマイナスにも働きうるしな、と。

しかし、今回の記事で今まで気づいていなかった点に気づかされた。
それは、フォーマットの変換=ndの範囲内という点だ。
PDFからHTMLに変換したり、その逆をやったりということが可能だと言うことは、結構意味があること何じゃないだろうか。とりあえず4MBのファイルが、HTML化されてかなり軽くなっているし、こうなっているとコピペなんかも簡単だ。

問題は、著作者が何をもってndと判断しているかと言うことか。全く同じレイアウトにしてHTML化するならOKなのか、ある程度のレイアウトが残っていればOKなのか。文章と写真を別にしてもいいのか、などなど。
この辺は、CCjpでもFAQにまとめておく必要があるだろう。

ちなみに、クリエイティブ・コモンズ関係の情報は、荒川さんのところなどが役に立つ
ここ見ている人で知らない人がいるともあんまり思えないわけだが。

2004.01.10

Google八分の刑

というのが実際に起こっているらしい
ただ、Googleってランクの変更の時に一時的に表示されなくなったりしなかったっけ。
どっかでそういうのをみたような・・・ってこれだ

今回のはどうなんだろう。クレームのために削除されたような気もするが・・・。

関連:Google八分の刑という難問

2004.01.07

自動アップデート

たいらだ氏と話していて、なんでWinの自動アップデートは勝手に裏でアップデートしてくれないのかという話になった。
まず1点目は、よく言われることだが、自動アップデートによって何らかの不都合がおきないようにという対策だろう。
そして2点目がユーザーが自分でアップデートするかどうかを選べるようにするためじゃないか、ということだ。こうやって選択肢を出すことで、何らかの不都合が出た時にユーザーに責任を転嫁することができる。
そしてこれらの効果として、ソフトウェアだけが責任を負うという事態を避けられることになる。
自動アップデートというのはユーザーにとっては便利な物である可能性があるが、それは、メーカーにとっては両刃の剣にもなりかねないのではないかというわけだ。

ところで、商用ソフトに製造物責任を認めるというのはできないのだろうか。ソフトウェアにはバグがつきものだから?それって理由になるの?そもそも証明されていないだろうに。
現在のところは大きな被害があったわけじゃないみたいだから、そんなに問題にならないんだろうけど、一定の責任は負うべきじゃないかと思っていたりする……。

二次創作-三次創作

昨日書いた著作権の話の追記のような話。
エヴァンゲリオンではたくさんの二次創作が生まれている。しかし、その二次創作からさらに二次創作が生まれる-一般的には三次創作と言うようだ-という事例についてはほとんど聞いたことがない。
昨日紹介した物でいえば、GenesisQのパロディとしてGenesisQ'が存在するが、他に有名なものってあっただろうか。あるサイト内での投稿小説が三次創作になるというのは時たま見かけるが、できがいいものってそんなにあったかな。

だが、三次創作が生まれないのかというとそういうわけでもない。上で挙げた例以外では、機動戦艦ナデシコで大きなサイトが存在する。Actionというサイトにある「時の流れに」という小説は、ナデシコを原作以上の形へと再構成しようとしている(私の勝手な感想)。その過程で生まれた独自のキャラクターが受けたためか、そのサイトにはその作品の三次創作、それをさらに受けた創作が行われている。
一つの個人サイト内だけではなく、外のサイトでもこのサイトのキャラクターの影響を受けた作品は見かけるし、ナデシコ系の二次創作はほとんどここの影響を受けているような気がしなくもない。そもそもこのサイト自体がすでに個人サイトの域を超えている。投稿作家が300人を超えるなんて、そうあるもんじゃない。
ああ、ここが生まれる以前に創られた小説も多いし、ほとんど影響を受けてないと思われる物ももちろんあるわけだが、数からいうとそういう考えを抱いてしまうことがあるわけだ。
このサイトで面白いのは、この小説によってナデシコのことを知り、この小説を受けて二次創作(三次創作)小説を書いている人が何人も見受けられることだ。既にどのキャラクターが実際にアニメ中で使われていたかがわかってない人間もいるんじゃないだろうか。つーか私もその一人だったりするわけだが。
ただ、どの作品にも言えることだが、どれもナデシコの基本はおさえているように思う。そういう意味では、エヴァンゲリオンのようにオリジナルストーリーへの発展は少ないか。それゆえの三次創作なのかもしれない。

エヴァンゲリオンからオリジナル系の二次創作が多く生まれたことについての理由になるかどうかはわからないが、ある作者が面白いことを書いていた。
「エヴァンゲリオン二次創作って書けば、とりあえず読んでくれる人がいる」
4,5年前のまだエヴァのブームが残っていた頃、エヴァンゲリオン二次創作サイトというのは数百から数千のオーダーで存在していた。そしてそれらのサイトには1000~10000のアクセスが常時あったわけで、とりあえず潜在的にそれだけの読者層があったわけだ。オリジナル小説を書いてみればわかるが、ネットのオリジナル小説の読者っていうのはそう多くはないように思う。ある程度評判を得てからじゃないと、人に見てもらうのは難しい。当時は特にオリジナル系はランキングサイト等も少なかったように思うし。楽園くらいだったかな・・・。
だからとりあえずエヴァの設定を流用したり、エヴァのキャラクターを使用してみたというのはあったのではないだろうか。前々から持っていたアイディアをそういう形で発表してみたみたいな。

原作品へのリスペクトが全くなかったかというとそういうわけではないと思うのだが・・・。

二次創作-三次創作-四次創作と続いていく中で、いつ頃オリジナルの要素は消えてしまうのだろう。
オリジナル的な展開を一度してしまえば、あとはキャラクターが消えるだけだからすぐかもしれない。けれど、原作を抑えた形で発展をする限り、なかなか消えないのではないか。
キャラクターを人寄せの道具のように考える人間の創作が、一番オリジナルの要素が消えやすいかもしれない。ただ、同時に、キャラにのみ頼った作品で有れば、そんなに良い作品になるとは思えないし、発展の余地も無いだろう。
キャラクターを消費するだけの創作に意味があるのかというのには私はわからないと答えるしかない。ただ、真似をすることで技術を身につけるという、そういう意味はあるのかもしれない。そうだとしたら、それは、これからの文化の発展に一定の意味を持つのだろう。


結局、何が書きたかったのかわからなくなってしまった(苦笑)
消すのもなんか悔しいのでこのまま投稿しておく。どうせここは戯れ言の場所だし。

2004.01.06

著作権の自由

今日の日経一面のコラムは少し面白かった。冒頭から「福音の少年」の話が出て、そして最後がクリエイティブ・コモンズの話。「クリエーティブ・コモンズ」という書き方はどうかと思うが。
福音の少年の元作品である「錬金術師ゲンドウ」は、初期のエヴァ二次創作の中でも特に優れた作品の一つ。数少ない完結した作品でもある。
私が読んだのは……5年くらい前だっただろうか。オリジナル色が強く、名前を変えたらそれで別の作品に仕上がるように思ったっけ。二次創作の中には結構こういうのが多くあって、そういうものほど面白いように思う。まだ完結してないみたいだけど、Genesis Qとか、「DARC」とか。
エヴァを再構成したものとしては、ちょっと長いけど、「Vurnerable Heart」がいい。エヴァ本編よりある意味リアルだし(苦笑) あとは、サイトトップでも紹介している「ぼくはチルドレン」かな。これは作品内で言おうとしていることが気に入ったから。他にもいいと思ったものは結構あるが、あげるときりがないのでこれくらいで。

ってなぜ私はエヴァの二次創作小説の紹介をしているんだろう・・・。

とりあえず、二次創作小説を読んでいると、できのいいものっていうのは結構ある。名前変えちゃえばオリジナルとして十分通じるようなものも。もちろん、どうしようもないものもあるし、そういうものを書いた覚えもあるが(笑)

私が最近娯楽小説をほとんど買わなくなったのは、娯楽小説だったらネット小説で十分だという気持ちがあるせいも要因としてはずせないと思う。単に読む暇が無くて積んでる本が多いという説もはずせないが。
ネットで創作されている二次小説などを見ていると、なんの利益にもならなくてもこれだけの人が創作活動を行うものなんだなというのを感じる。コミケに行ったときも感じたが、日本にはそれだけ多くのクリエイター予備軍がいることになる。
けど、そうやって創作されたものの大半は、著作権業界から見れば、違法な作品だ。でも、それってどうなんだろうと感じるから、CCPLやCeMの活動を支持している。
著作権を強力に主張するっていうことは、それだけの市場をつぶしているってことだ。本当ならそこからもっといい物が生まれてくるかもしれないのに。実際に生まれてきている物もあるというのに。

・・・

本当はCCPLについてちょっと書こうと思っていたのだけど、今日は時間がないのでこの辺で。明日にでも時間つくって書・・・ければいいな。

ACCSの話

各所で話題にあがっている朝日新聞に今更取り上げられたセキュリティ問題の話、結局、なんで今更あがったんだろう。
http://www.asahi.com/national/update/0104/003.htmlとりあえず新聞読んでて明らかにおかしいと感じたのは次のQA。(slashdotよりコピペ)

(記)サイトを守る側から指摘を続けるべきでは?
(o)一度バイトで引きうけたが楽しくなかった。脆弱さを指摘した相手の対応の仕方に興味がある。(サイトに入るための)攻撃コマンドが決まったときはすかっとする。

なんか問いと答えがあってないし、多分、この前に「何度もメールを送ったけれど対応してくれなかった」というのが理由に入っているんじゃないかと思うんだが。って、あ、今回は送ってないのか
まあ、それでも、この方がサイトで公表されていることとは食い違うか?

今回の件が今頃出てきたのは……なぜだろう。セキュリティの不備は公開してはいけないということを周知徹底させるため? 住基ネットの絡みだったりして。住基のセキュリティが危なくても公開しては駄目だよ、とか。

実際問題、結構前からこれって問題になっている話。確か通報してから1週間だったか、10日だったかの間は様子を見て、その間に反応が全くなければ公開してもいいというルールを誰かが提唱してなかったっけ?
問題は現在はチェックすることが不正アクセス禁止法にひっかかるということか。少なくとも実演は無理。ということは、やっぱり国か警察かにこれに対応した部署が欲しいかも。見つけたらそれを通報するわけだ。そして通報が行われていれば、おとがめ無しとする。……国じゃだれも通報しないか。第三者機関をつくって、匿名での通報を可能にすると言うのが理想的かな。
そして、そこからの指摘があった場合、サイト側は適切な期間(10日程度)内に修正を行わなければならず、その期間が過ぎたら、第三者機関のWebサイトで公開されるようにする。その期間内では無理な修正であった場合は、期間の延長も有りとする。(そのために技術に詳しい人間が機関に必要)

なんか、サーバー管理者資格制度への道を開きそうだな。

2004.01.05

就職

最近よく言われること。
「○○君、普通の就職するの?」
・・・普通じゃない就職って何?(苦笑)
ていうか、そんなこと言われる私って一体・・・。

実際のところ、食えて学費が何とかなるなら博士課程に行きたい気持ちは結構ある。ただ、それをやると本当に後戻りが聞かなくなるんだよね。その年齢じゃ公務員は受けられなくなるだろうし、就職も微妙。最近は大学のポストも何年とか区切っての契約になるそうだし。
・・・そもそも大学自体が危ういか。
普通に就職した上で、趣味で色々と活動出来るのが理想だけど、まあ理想は理想でしかないだろうな。雇われてしまえば、その仕事をこなすので精一杯になりそう。

色々と考えている内に、今期の就職活動は始まってしまった。私も幾社か登録はじめている。どこにも雇って貰えなかったら博士に行くとして、就職先見つかったらそこに行くだろうな・・・。

2004.01.01

新年

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

私は今年就職活動等のため、かなり時間が制約されると思われます。色々とやりたいこともあるけれど、まずは就職先探さないといけないわけです・・・。
本当に就職見つかるかな(苦笑) かなり不安だ。
けど、それよりなにより心配なのは、修論の行方かもしれない・・・。

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