再販制度に反対する理論
某研究会にオブザーバーとして参加させてもらった。実際、私なんかが参加していいのかと思ったりしたが、すごくいろいろいいこと聞かせてもらったかも。
その関係で来年夏コミに何か出させてもらうことになるかもしれんが・・・。暇あるんかな。たぶん修論と就活で死にかけてるんじゃないか?<自分追いつめてどうする。
で、再販制度に反対するという話で、これは面白いなと思った意見。
再販制度というのは、価格を拘束させてしまうわけだが、その価格の硬直が、個々の作品の評価を妨げてしまうということがある。つまり自由競争下では売れなければ安くなっていって、そして結局無くなるし、いい曲で有れば高い額でも売れる。そういう状況から、より売れる曲を、より良い曲を作らなければいけない、さらにいい曲で有ればそれだけ売れるわけだからバックも大きいというインセンティブも生じる。そういう部分を価格拘束が阻害すると言うことだ。
これは文化の発展を目的とする著作権法に明らかに反するだろう。(スピーカーの人はそういう観点から話していたわけではないが)
ちょっと面白かったのでメモ。
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