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2003.12.10
BIOMETRICS
ちょっと前にイギリスのIDカードについての記事がCNETででていたが、それに関連してバイオメトリクスについての総合的な記事がEconomistからでている。
この記事を見てびっくりしたのは、アメリカでは2004年10月26日以降、ビザかバイオメトリクス認証つきのパスポートがなければ入国出来なくなるという点だ。ということは、否応なく他の国のパスポートもそちらの方向に流れて行くだろう。日本でも検討が始まっているようだが、現在のところ来年10月26日までには間に合わないだろうとのことだ。
バイオメトリクスにはいくつか種類があるが、今のところ指紋では5%程度、虹彩では6%程度の誤認識が発生するらしい。犯罪者を見逃すだけではなく、関係ない人を犯罪者であると判別すると言うことでもあるので、その場合の対処は問題になるだろう。問題点として、見逃さないようにすればするほど、関係ない人を犯罪者と検出する可能性もあがるなどという点も指摘されている。
結局プライバシーということをどのように考えるかと言うことなのだろう。
先生は、かつては田舎等のようにプライバシーなんていうのは無いも同然だった(村中がみんな知り合いだったりしたらほとんどプライバシーは存在しない)のだから、それに戻るだけではないかという話をしていたが、どうだろう。
私としては、当時であっても、自らの頭の中(思考)と、自分の部屋というのはプライバシーが保たれていたのではないかと思う。例え聞き耳を立てられていたとしても(笑)
現在の場合は、多分違う。買ったことのある本や、訪れたことのあるWebサイト、時間をかけて見ているもの、そういうものを総合的に判断して、頭の中までをもある程度推察することが可能だろう。部屋の中にある物品は外からRFIDタグをスキャンすればいい。どこにプライバシーがある?
そこまでするかというとどうかとは思うが。マイノリティ・リポートはこういう形の社会をかなり予見していたようにも思う。
プライバシーは安全性とバーターできる程度のものかというのが問題なのだろう。東氏が情報自由論で言っていたように。(多分)
残念ながらリアルではバーターできないのかもしれない。ただ、ネットでは自ずと性格が異なってくると思う。これは物理的な損害を与えることができるかどうかという違いからだ。
ネットで発生する犯罪といえば、著作権の侵害や名誉毀損、不正アクセス等になるだろうが、これらを防ぐために常にそのひとが誰かを特定出来るようにしておく必要もないだろう。というか実名と結びつけておく必要が無いというか。問題が起こった時に、警察等を通じて実名と結びつけることができれば充分のはずだ。仮名制の議論だな。
仮名制と匿名制についてはもう少し考えた方がいいかもしれない。そしてプライバシー等の関係も。
追記:Esakaさんのblogにバイオメトリクス関連リンク
11:40 AM | 固定リンク
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